マインクラフトの歴史・地域教育活用!西尾城を自分だけのお城に「にしおしろクラフト」

【導入】

2026年7月4日、西尾市のシンボルである西尾城に、いつもとは少し違うにぎわいが生まれました 。会場となったのは西尾城と、隣接するにししん文化会館 茶々っとホール(西尾市文化会館) 。この日集まった子どもたちのお目当ては、大好きな「マインクラフト」でした 。

このイベント「にしおしろクラフト」を開いたのは、「西尾市をもっと面白くする」を掲げて活動する Nishio Re:Gion 。地域の若者を中心にまちの人が主体的に関わり、学び、つながる場をつくることを大切にしている団体です 。そして、今回のテーマは「歴史 × プログラミング × マインクラフトで自分だけのお城を作ろう」 。当日は約40名が集まりました 。

ゲームの中の世界と、目の前にある本物のまち 。その二つが出会うとき、子どもたちの学びはどう変わるのでしょうか 。お子さんのいる方も、歴史やまちづくりに関心のある方も、きっと何かのヒントが見つかるはずです 。


【活動内容】

統合版マインクラフトを持って集合した子どもたち 。当日は三部構成で進みました 。

  • 前半:西尾城見学と歴史学習 西尾市の学芸員・浅岡さんのガイドのもと、西尾城の見学からスタートしました 。資料館でお城の歴史を学んだうえで、実際に城内を歩きます 。目で見て、手で触れて──画面の中だけでは味わえない体験に、子どもたちの表情もいきいきとしていました 。
  • 中盤:街再現講習 大学生マインクラフターのやどやどさんによる街再現講習です 。やどやどさんは、Minecraftの中に本物のまちを再現する技術を持つ現役大学生で、実際に地元である豊橋の街を再現しています (参考:豊橋の街再現プロジェクト )。「実物の大きさを想定して大規模な建物でも要素を分解し、建築する」というプロの視点を、子どもたちは夢中で吸収していきました 。
  • 後半:プログラミング授業 愛知教育大学の中池竜一准教授によるプログラミング授業です 。教育版マインクラフトを使い、遊びの中に「ものをつくる仕組み」を学ぶ時間となりました 。それぞれの専門分野の先生と出会えたことも、この日ならではの体験でした 。

【現場のドラマ】

この日、企画者の心に最も残ったのは、本物の西尾城を見てから、真剣にそのお城を再現しようと集中してマインクラフトでのお城作りに取り組んでいた姿です。ゲームが入り口となり、リアルなまちの魅力へと関心が広がっていく 。まさに、このイベントが目指していた光景です 。

参加した保護者の方からも、うれしい声が届いています。

「実際に見た城をMinecraftで作るという、体験したことをすぐにゲームに落とし込むというプロセスがとても良かったし、ワクワクしました」

「なかなかない機会なので参加できてよかったです。それぞれの専門分野の先生と出会えたことも子どもにとって刺激になったと思います」

企画者自身も、子どもたちがすごくのめりこみながら西尾城、自分のお城を作るために集中し取り組んでおり驚いたと言います 。遊びと学びが自然につながる──そんな確かな手応えを感じた一日でした 。


【今後の展望】

にしおしろクラフトは、今回西尾城を再現しましたが、次回2026年9月26日に開催される「ときめき未来フェス@西尾~みんなの一歩が未来をつくる!~」では、新たなプロジェクトが始動します 。

西尾の再現された街を子どもたちの理想とする未来の街へ作り変えていく「にしおしまちづくりプロジェクト」を、今回の企画者であり、Nishio Re:Gionメンバーのたかなる教室の中川と愛知デジタル探究協会の髙須を中心に行います 。より多くの子どもたちと、リアルとデジタルが交わる体験を分かち合えたらと思っています 。

そして、そんな西尾の街を再現するためのオンライン部活もスタートしますので、そちらもぜひご興味ある方はチェックをお願いします!

「うちの子も参加させたい」「こんな企画をやってほしい」──そんな声もお待ちしています 。次回の詳しい情報は Instagram でお知らせしますので、ぜひフォローしてくださいね📸


【イベント概要】

項目内容
開催日2026年07月04日(土)
主催Nishio Re:gion
共催愛知デジタル探究協会・にしおまちなか未来会議・たかなる教室
講師西尾市学芸員 浅岡 優、マインクラフター やどやど
愛知教育大学准教授 中池竜一
開催場所西尾城 (西尾市錦城町231-1)
対象小学生、中学生
お問い合わせ先ADIA事務局 adia.helloworld@gmail.com

【編集後記】

子どもが「これ見てー!」と目を輝かせるその瞬間に、この活動の意味が全部詰まっている気がしました 。西尾の宝物であるお城が、マイクラを通して子どもたちの「作りたい」に変わっていく 。これからも、まちが学びの舞台になる場をつくっていきます 。